6月1日は「写真の日」
何故そうなのかは少々怪しいようでもあるが・・・。
取材するだけの気楽で10時過ぎに釣り場についた。
数日前にまとまった雨が降ったものの、水量は少なめで濁りも残っていた。
今日は「井徳屋」のオープン。鮎釣りの解禁日でもある。
「解禁」という言葉には抗し難い力がある。
「任を解く」は暗澹となるが、「禁を解く」は欣喜雀躍!
「禁欲を解く」に至っては・・・。個人差があろう。
15分程の間に3人で10尾位釣っただろう。星野川に入った仲間と携帯で話していた釣り人によると「向こうは駄目〜」のようだ。
禁を解かれ3人は6時頃には入釣していたようだ。釣欲恐るべし。
鮎。なかなか良型だ。下流にある頭首工(とうしゅこう)なる堰に漸く今日風の魚道が整備され、自然溯上の鮎が増えたようだ。
この画像では判り辛いが、一尾はオトリの鮎で針をまとわされている。釣り師は、オトリを野生?の鮎の縄張りに流し込む、それを追い払おうとして野生が針掛かりする。
「友釣り」は日本独特の釣方ではなかろうか。
大きく強い個体ほど広い縄張り、餌場(石)を確保している。
縄張りを持てない弱小は、群れを形成し劣悪な環境に依存せざるを得なくなると言われている。
然しながら、日当たりが良く、餌となる珪藻が育つ“流心”は、ひと度毒物などが流下した場合その害をまともに蒙る危険な場所となる。
傍流は気の持ちようでは
案外居心地の良いポジションかも知れない。
主流にいる安堵は儚い。
弱小こそ、劇的危機に対応し次代を形成する。
頑張れ隅っこの鮎、腐るな日陰の鮎!広い縄張りを持ち、美食を貪る奴等は、もうじき釣られるぞ。
継続して逸れるが、「八紘一宇」(はっこういちう)なる言葉をもって、大東和戦争は遂行されたとも聞く。結果は言う迄もない。
「鮎のいない所に日本人は住めない(進出できない)」という事をずっと昔見聞きした覚えがある。面白い見解であると当時思った。
ミヤマカワトンボ(深山川蜻蛉)
嘉瀬川水系では恐らくこの辺りが棲息の最下流だろう。
城原川においては白角折(おしとり)神社辺りがそれと思われる。
あまりにも美しかったので十数頭自宅裏に放したが、翌朝は一頭もいなかった。
“飴色の 汝れは深山の川蜻蛉 瀬音を聞きて 生まれては死す”
なんちゃって。
アオハダトンボ(青肌蜻蛉)
どう見ても緑の金属色である。以前にも書いたが、「緑」という概念が日本語に無かった時期があるんだろう。
縄張り意識が強い。鮎のようにオトリで“釣れる”はず?
ギンヤンマは、メスのオトリでオスが釣れた。こちらは生殖行為へと意識が向かっており、強制的にメスと連結する性(さが)により無垢な子どもの手に落ちた。
連結を解けば、弄ばれる事も、羽をむしられる事も無かったろう。
生き物のオスは総じてシンプルだった。
長じて知った事がある。
交尾に至るとオスのトンボは、既にメスの体内にある他のオス?の精子を排除しにかかるらしい。自分の精子の可能性もあるだろうが、彼らには短すぎる今しかない。
生殖の深遠を見せられたようだった。
ヒトも同じ生き物。
釣り情報をサーチして来られた方、申し訳ない。おつきあい下さり有難うございます。
<ゆっつら〜と館 T>
川上川漁業協同組合区域における遊漁の方法
1.(漁場区域)
富士町鮎ノ瀬堰から下流、大和町池森橋までの嘉瀬川及びこの
川に流入する嘉瀬川水系の河川。
2.(禁止区間及び体長制限)
魚 種 | 禁 止 期 間 | 捕ってはいけない大きさ |
ヤマメ | 10月〜2月 | 全長15cm以下 |
ア ユ | 1月〜5月 | なし |
コ イ | 6月 | 全長15cm以下 |
3.(禁止区域)
○富士町山留、大和町広坂有木にある川上第5発電所堰堤から
下流90mの区域は年間・・・全魚種
○川上頭首工から下流惣座派橋までは年間・・・全魚種
○官人橋から上流第5発電所放水口までは9月1日から11月15日まで・・・全魚種
4.(遊漁料の額)
魚 種 | 漁具、 漁法 | 期 間 | 有 漁 料 |
ヤマメ ア ユ コ イ ハ ヤ | 竿 釣 り | 1日 | 500円 |
1年 | 2,000円 | ||
投 網 | 1日 | 1,000円 | |
1年 | 4,000円 |
(手帳取得者)は上記金額の2分の1の額。
5.(遊漁料納付の場所及び詳しいお問い合わせ先)
佐賀市大和町大字尼寺1870番地
大和支所 産業振興課 商工観光係
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Tel 0952-51-2429(内線231)
佐賀市大和町大字梅野805番地
「道の駅」大和 そよかぜ館 Tel 0952-64-2296
佐賀市大和町大字梅野173番地
白玉饅頭 元祖吉野家 Tel 0952-62-0235
佐賀市大和町大字川上951番地
楠見屋 西 武夫 ■Tel 0952-62-3578
参考資料
リュウキュウアユ
最近の館内の様子(11/6〜11/12) by おい坪田薫警視 (08/17)
最近の館内の様子(11/6〜11/12) by おい坪田薫警視 (08/17)
佐賀城下ひなまつり巡り6 ひぜん張り子まつばら工房 by ゆっつら〜と館 T (10/07)
佐賀県佐賀市西与賀町で鯉は釣れるの? に応えて by ゆっつら〜と館 T (10/07)