2008年05月03日

ちょっと有田陶器市

連日好天気に恵まれ、今日もさぞかし大変な人出だろうと思いながら館を1時頃に出た。多久市で済ます用事が数件あったため、有田に着いたのは4時を過ぎていた。

tonnneru.JPG
トンネルの向こうは〜
画像を調整していて気がついたが、このトンネルの手前半分には
タイルが張ってあるようだ。向こう側はコンクリートがむき出しに見
える。
道路が拡幅された分が手付かずなのではと例によって逸れる。


tennpo.JPG手塚商店
間口が広くとても入り易い店だ。

sinn.JPG入って右手の一角に展示されているのは若い作家の作品。
審美眼、眼力など持ち合わせてはいないが、リーズナブルな価格だと感じた。
既に評価を得ている作家の作品の良さがにわかに判るわけはない。分け知り顔はすぐに綻ぶものだ。若い作家の作品に、「?」「!」と思えるものがあれば彼の作品に絞込み、触れ、求めることでやがて何かを掴めるかも知れない。小さなパトロンを気取るのもいい。
「ミニパト」は塩梅が良くない。


zasiki.JPG
一息ついて貰うために開放された座敷。
古いガラスが見せる独特の揺らぎが風情を醸している。


wannkinn.JPG隣にある蔵の二階では筒井孝司さんの碗琴(わんきん)コンサートが陶器市の期間中行われているようだ。
TVの取材が入りあいにく演奏の一部分しか聴けなかったが、見てのとおりごく普通の湯のみ、茶碗で曲を奏すのである。
求める音階を持つ焼き物を探す苦労も大変だったろう。
その音色を表現する言葉を持たないが、人の持つ優しい部分だけ、邪悪を取り除いた音色のみを聴いた気がする。
手前のオカリナ、笛も陶製と思われる。


fuji.JPG
有田陶器市に来たのは10年ぶりだろう。
母に連れられて。彼女に連れられて。母を連れて。
そして一人で〜の羽目に陥った。
これまでは人の多さにも煽られていた。
であるからして「落ち着いた。」と言うべきか。

だから、やがて賑わいの裏手に身を潜めたくなる。
驚いたり、感動してざわついた己が心中をそっと撫で、静かに確かめたいのだ。

水面にかかる藤花の風に揺れる様を
1/15秒のスローシャッターで撮った。








<ゆっつら〜と館 T>





posted by スタッフ at 02:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっとシリーズ
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