15 文字恵比須さん
所在地:白山2丁目4-1 手前は鈴蘭橋
商店街へ続く「エビス通り」 彼女はもう50mも行くと「木彫り恵比須」さん「引越し恵比須」さんに微笑みかけられるのです
16 木彫り恵比須
ここ「白山(しらやま)恵比須神社」の御神体
以前紹介した小冊子「さがんまち恵比須ガイド」に拠ると、1、8月のお祭りの時にしか拝見できない。よってこの画像はお借りしたカラープリントをスキャンした物。実物とは色合いも異なるだろうし、木彫りの質感も判読し難いが、細部の造りこみは木製ならではである。
近所の人の話では、
祭りの時以外に見ようと企むと「バチカブル!」そうだ。
かなり純度の高い佐賀弁だ。「罰を被る」(ばつをかぶる)の転訛、
なまったものだろう。
どのような罰かと深追いすると〜。恵比須さんの頭を撫でた手が離れなくなるということだった。
17 引越し恵比須
神社の祠(ほこら)の右手に鎮座しておいでだ
白山恵比須神社沿革
「斉行」は「斎行」とも書き、「さいこう」と読む
お祭りや祈祷などの行事を行うこと
白山恵比須神社
所在地:白山2丁目5-24
18 長崎街道恵比須
所在地:白山2丁目7-1
19 文字恵比須
所在地:白山2丁目8-9
20 後光恵比須
所在地:呉服元町3-13
恵比須さんの所在地図を見る
昨日はこの季節としては暖かった。そのせいか記事作成の段取りを考え、20〜15の順で取材を行った。
この緩みがミスを誘った。甚だ不得意な分野でありながら些細なことに安堵した、すなはち「油断した!」
油を断たれるのは大変なことだ。柔道を嗜むらしい北の熊にはなお学んでもらいたい。驕る者の久しからぬ事も。
手元にあるガイドブックには各々の恵比須に関する記述があるが、著作権もあり、このシリーズが写真のみ内容になっていることをご理解いただきたい。
夕方、佐賀のNHKニュースが「鹿島の鮒市」を伝えていた。
有明海に面する地域でありながらここでは今も、魚料理の一種として「ふなんこぐい」なるものを作る。
鮒をコブで巻き締め、大根などの野菜を砂糖や氷砂糖、水飴、落雁(らくがん)などそれこそ百家百様の煮汁で長時間煮る。
有明海には鯛が産しない為、鮒を代用するらしい。鹿島に限らず、
佐賀市の平野部でも十数年前まで作られた料理である。
「ふなんこぐい」は「鮒の煮凝り」(ふなのにこごり)ではないかと推測している。気温が低いこの時期、先の煮汁はゼラチン状になった。
当時魚が苦手だった僕は、コブとこの煮凝りばかりを食べていた。
多意なくして「鮒恵比須」を想像した。「前海もの」と称して有明海産を半ば誇らしく思う佐賀人でありながら、恵比須=鯛をあっさり受け容れた。算盤を抱えた恵比須さんもおられはするが。
今夜もおつき合い下さり有難うございます
<ゆっつら〜と館 T>
シリーズ
定時ツアーコース 1 旅立ち恵比須さん
定時ツアーコース 2〜8の恵比須さん
定時ツアーコース 9〜14の恵比須さん
定時ツアーコース 15〜20の恵比須さん
定時ツアーコース 21〜30の恵比須さん
定時ツアーコース 31〜42の恵比須さん
最近の館内の様子(11/6〜11/12) by おい坪田薫警視 (08/17)
最近の館内の様子(11/6〜11/12) by おい坪田薫警視 (08/17)
佐賀城下ひなまつり巡り6 ひぜん張り子まつばら工房 by ゆっつら〜と館 T (10/07)
佐賀県佐賀市西与賀町で鯉は釣れるの? に応えて by ゆっつら〜と館 T (10/07)