2009年08月21日

イオンの880円ジーンズの詳細

イオンは、プライベートブランド(PB)「トップバリュ」から“880円ジーンズ”を8月14日(金)より全国のジャスコ、サティ、ポスフールなどグループ店舗で販売を開始した。
イオンが行ったアンケート調査によると、男性の6割がジーンズを選ぶときのポイントとして『価格が手頃であること』を挙げている。
そこでイオンは、「安心の品質と驚きの低価格」をキーワードに商品開発を行い、生地の一括発注や工場の閑散期での生産のほか、自社物流網など独自のインフラを活用することにより、大幅なコストダウンを実現したと発表している。


g1.jpg

同じウエストサイズでも、股下の長さは66〜85cm(81〜のみ4cm、他は3cm刻み)の7サイズ。
ウエストは73〜97cmまで3cm刻みの9サイズあり、7×9=合計63サイズとなる。
ストレートレギュラー(色はネイビー)、ストレートリラックス(色はブルー)のシルエット2種を加算すると126の選択肢。
買ってすぐにはくことも可能かも知れない。これが魅力だ。 
これ位低価格のものを買って、裾上げに300円前後の料金を支払うことに疑問を感じない人は少ないだろう。

上の写真はレギュラーストレート。製品の色はもっと濃い。
  レギュラーリラックスはゆったり目。
  双方とも股上は浅からず、深からず。
  リーバイスの501と比べると膝の辺りが少し細いように思われる。
  W79×L78の裾幅は19.5cm。


g5.jpg g6.jpg
左写真:ウエスト・股下のサイズを示すシール 
右写真:綿85%・ポリエステル15%、中国製などを示すタグ。
少し薄めに感じる生地だが、生地の重さの表示はない。


g3.jpg g4.JPG
左写真:脚部外側の処理は一般的 右写真:内側の処理は少し簡略化されている。

g2.jpg g8.jpg
ベルトループは5本。ブランドを表わす“パッチ”、ポケットのステッチはない。シルエット・色のバリエーションの絞込みと細部の簡略化で低価格を実現しているのだろう。
もっとも、ポケットのステッチは内側の布を補強する為のものであり今日では形骸化している。わざわざここに凝って「商標侵害訴訟」を起されることもないだろう。


g9.jpg g10.jpg
かつてはタロン、スコービルなどが有り難がられたパーツ。
ファスナーは“世界のYKK”。
フロントボタン、リベットも必要にして充分か。




昔、ジーパンは「shrink to fit」(縮めてフィットさせる)ではくだった。
売り場で「洗濯で縮みませんか?」と尋ねたところ
「今のところそのような声はうかがっていません。」とのことだった。
僕の足が少し長くなったようだ。

レディースは、ウエスト 61cmから76cmまでの6サイズ。
  股下 72cmと76cmの2サイズ。シルエット :ブーツカット。
  カラーはネイビーとブルーの2種類。
  バリエーション =6×2×2の24通り。
 




参考資料


リーバイスの商標権侵害訴訟

ジーンズのコーディネイト

イオンの880円ジーンズを脱色する




今夜も長らくおつき合い下さり有難うございます。


<ゆっつら〜と館 T>
posted by スタッフ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ投稿!
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス(ブログには公開されません):

ホームページURL:

コメント:

認証(表示されている文字列を入力してください):
7xl5

この記事へのTrackBack URL
http://yuttura.area9.jp/tb.html/0071686