山野潤一という人物と、共鳴する人達により新たな価値を生み出し続ける上乃裏商店街。 館長以下、ゆっつら〜と館スタッフが視察に訪れたのは先月の25日。時が経つのは早い。 人も町もこの急流に晒されている。 鳴り物入りで開発された箱物さえが、何時の間にか陳腐の謗りを受ける。置き去りにされるのは人だ。 「新しく古くなる」という言葉を聞いた。 古いものを否定するのではなく、古いものの中に、真に必要なものを新たに見出そうという意味と理解している。 前ログでも少し触れたが、いわゆる「新素材」・「新〜」という冠で人を惹きつけ、生活の基盤である町さえも作り変えていく物柄は、タイムプルーフされているとは言い難い。 時の試練を経てはいず、親和性に疑問が残ると言い換えて良いかも知れない。 新しいものを理解せず、受け容れないと言うのではない。 科学と結婚したヒトは元には戻れないのだから。 この町に感じる新旧絶妙の調和は、それを示唆している ように思う。 この町は母のお腹を蹴っている。 怠惰なログに永らくおつきあい下さりありがとうございます。 <ゆっつら〜と館 T> |
2007年10月17日
熊本市 上乃裏通り商店街〜使い捨てられない町 4
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