当館の常連に、Mさんがおられる。Mさんは僕より少し年長だから“年女”を5回は経験しておられるはずだ。
常連さんだから随分お世話になっている。
今月の1日・2日に「うどん屋」を当館でやったが、この時も主力として頑張って頂いた。
隣のH本もH越も常連だから主力の任を充てられたのは当然である。うどん屋は、かのM、H、H、当館のH&Hの頑張りで予定より早めに“売り抜けた”。微力Tはなんとか踏ん張った。
後片付けも終わりトッコラ〜ト
(物事をなし終えて一息入れて腰掛けているような様子)
していると。
Mさんがホケマクイを持ち出した?
「ホケ」とは湯気のことである。「ホケノタチヨッ。」とは、湯気が立っている様を言い、「マクイ」は捲くるが転訛(てんか・・・なまった)したものと佐賀新聞社刊・志津田藤四郎著「佐賀の方言」にある。
「呆気」(ほうけ)と「ホケ」が同音であることから
「コノホケマクイガ。」と揶揄した。「この馬鹿が」である。
実体のない架空の物としても「ホケマクイ」は用いられる。
「マエサイ イタテ、ホケマクイ バ カッテキテ クレンコ。」
「前(家)に 行って ホケマクイ を(ば)借りて来て くれないか。」などのように「ホケマクイ」を知らない子どもたちに向けて使われた。
内実を知らない子どもは、前の家に行き
「オンジサン ホケマクイ バ カシテクンシャイ。」
と無邪気に頼んだものだった。
内実を知っている大人は不実なもので
「アリャー!ソイハナイ、トナイ ニ カシトッボー。アスケー イタテンサイ。」
と応えることを大人同士で暗約していた。
「あれー!それはね、隣の家に貸しているよ。あそこに行ってみなさい。」
こうしてその子は訪ねる先々で、似たような対応をされ、たらい回しにされた。
「内実」「不実」などと記したが、この佐賀弁が用いられていた時代は未だ子どもが多く、そして各家庭でも自分たちで“ものづくり”が行われていた。
例えば正月用の餅つき。もち米を蒸して、それを搗いて、雨戸などの広い板の上で丸める作業などが行われ、雑多・緊張状態となる。その際、好奇心と役に立ちたいと思う気持ちで一杯の子どもの存在は「人払い」の対象とならざるを得なかった。
今なら「2階に行ってゲームでもしてなさい!」「お金をあげるからコンビニにでも行ってらっしゃい!」となるのだろうか?
一家で完結する対応だ。
「不実」とは、本当はかまってやりたのだが、今はそうしてやれない親の気持ちを指し示していると解釈して頂ければ幸いだ。
物、施設が充分ではなかった時代
子どもは地域社会に見守られ育まれていた。
あの頃の子ども、「KY」などのスラングで逆に大人を煙にまく子どもも同じようにかわいい。
溢れるようなお金があっても
7歳の娘の親にはなれない。絵に描いたような格好の良い中年になれたとしても、15歳の息子の親父にはなれない。
最近漸くそれに気づいた。
よかね佐賀弁1 「ま」さんのリクエストに応えて
よかね佐賀弁2 爽やかな佐賀弁
よかね佐賀弁3 ほけまくい
常連さんだから随分お世話になっている。
今月の1日・2日に「うどん屋」を当館でやったが、この時も主力として頑張って頂いた。
隣のH本もH越も常連だから主力の任を充てられたのは当然である。うどん屋は、かのM、H、H、当館のH&Hの頑張りで予定より早めに“売り抜けた”。微力Tはなんとか踏ん張った。
後片付けも終わりトッコラ〜ト
(物事をなし終えて一息入れて腰掛けているような様子)
していると。
Mさんがホケマクイを持ち出した?
「ホケ」とは湯気のことである。「ホケノタチヨッ。」とは、湯気が立っている様を言い、「マクイ」は捲くるが転訛(てんか・・・なまった)したものと佐賀新聞社刊・志津田藤四郎著「佐賀の方言」にある。
「呆気」(ほうけ)と「ホケ」が同音であることから
「コノホケマクイガ。」と揶揄した。「この馬鹿が」である。
実体のない架空の物としても「ホケマクイ」は用いられる。
「マエサイ イタテ、ホケマクイ バ カッテキテ クレンコ。」
「前(家)に 行って ホケマクイ を(ば)借りて来て くれないか。」などのように「ホケマクイ」を知らない子どもたちに向けて使われた。
内実を知らない子どもは、前の家に行き
「オンジサン ホケマクイ バ カシテクンシャイ。」
と無邪気に頼んだものだった。
内実を知っている大人は不実なもので
「アリャー!ソイハナイ、トナイ ニ カシトッボー。アスケー イタテンサイ。」
と応えることを大人同士で暗約していた。
「あれー!それはね、隣の家に貸しているよ。あそこに行ってみなさい。」
こうしてその子は訪ねる先々で、似たような対応をされ、たらい回しにされた。
「内実」「不実」などと記したが、この佐賀弁が用いられていた時代は未だ子どもが多く、そして各家庭でも自分たちで“ものづくり”が行われていた。
例えば正月用の餅つき。もち米を蒸して、それを搗いて、雨戸などの広い板の上で丸める作業などが行われ、雑多・緊張状態となる。その際、好奇心と役に立ちたいと思う気持ちで一杯の子どもの存在は「人払い」の対象とならざるを得なかった。
今なら「2階に行ってゲームでもしてなさい!」「お金をあげるからコンビニにでも行ってらっしゃい!」となるのだろうか?
一家で完結する対応だ。
「不実」とは、本当はかまってやりたのだが、今はそうしてやれない親の気持ちを指し示していると解釈して頂ければ幸いだ。
物、施設が充分ではなかった時代
子どもは地域社会に見守られ育まれていた。
あの頃の子ども、「KY」などのスラングで逆に大人を煙にまく子どもも同じようにかわいい。
溢れるようなお金があっても
7歳の娘の親にはなれない。絵に描いたような格好の良い中年になれたとしても、15歳の息子の親父にはなれない。
最近漸くそれに気づいた。
<ゆっつら〜と館 T>
シリーズ
よかね佐賀弁1 「ま」さんのリクエストに応えて
よかね佐賀弁2 爽やかな佐賀弁
よかね佐賀弁3 ほけまくい
いよいよ実を得る時期だし、ブログ参加店の店頭用など作成し張出せば、来店客はブログを通じてのサービスを受けやすくなるでしょう。
もし技術的に融通が利くのであれば、携帯、デジカメの液晶保護フィルムの作成も面白いと思う。
腕の見せ所ですよ。
表形式でのブログ作成は、最近のHPビルダーでなら簡単だと思いますよ。ビルダーで作成した記述を
切り出して貼るだけでしょう。
何時も有難う。
勉強になります(^O^)
この方法利用させていただきます おちょぼさんのメニューにも使えそうです