2008年01月24日

よかね佐賀弁2 爽やかな佐賀弁

長崎をアピールする小冊子の中に面白いもの見つけた。
「爽やかな長崎弁」というようなコラムタイトルだったと記憶している。

筆者は関東生まれ、夫の郷里長崎に移住。
異なった文化の中での生活に少々戸惑いながら、地元の人の会話で用いられる「〜みんと〜」「〜しとらす」
それぞれにミント、シトラスを見出した。

短絡と笑うのは簡単だが、このような切り口で自らをアピールするものが佐賀県から発信されているのかどうか、思い巡らすと甚だ不安になった。

「みんと」は佐賀でも福岡でも用いられる。
「このうまさは、食べてミ(ラ)ントわからん、わからん、わからん」
説明不要と思われる明太子のテレビCMだ。

「しとらす」は
「あのしったんなぁ、いつでん、しゃんとシトラス」
「あの方は、何時でも、しゃんとしておいでだ」と訳せる。
若干の尊敬を含んでいるようだ。このような解説は
識者によって数多くなされている。

様々の情報を包括する大きなパッケージとも言うべき佐賀県は
どのようなイメージを発信しているのだろうか。

佐賀北高校野球部の全国大会優勝という、願ってもない背景とともに「がばい」は加速したが、言葉は上書きされ風化する。

硬化しない切り口、刷新し続ける情報の発信を期待したい。




年初のブログで

今年は 「為」 を念頭に置く事にした。
いわく 「すぐる(卓る・優る・過ぐる)我を捨て “為” と為す」

「偽」と「為」。「我」は人を指し、“にんべん”のあるなしで意味が異なるのを面白がって、教条的になるのも恥じずに書いた。

しかし、これもどうやら怪しくなってきた。
数日前、「大黒屋」でひょんなことから言葉を交わしたT田さんという方から「偽」の字義と周辺を教わった。

「あなの あっぎぃ ひゃーろーごたった」。

年頭に置くのを、これに差し替えなければならない。

「穴あらば 入るべし」


<ゆっつら〜と館 T>




シリーズ

よかね佐賀弁1 「ま」さんのリクエストに応えて
よかね佐賀弁2 爽やかな佐賀弁
よかね佐賀弁3  ほけまくい
posted by スタッフ at 06:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民俗・行事・佐賀弁
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