2008年04月23日

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10年程前に「スローフード」なる物をある雑誌で知った。
その時覚えたのが、フランスパンの中を適当にくり貫き、その中にトマトを詰め込み、棒などでグシャグシャと潰し、塩を振りかけて食うというものだった。単純極まりないこの作法と「スロ〜」がどうもうまく結びつかなかったが・・・。

その時その場所にある物を美味しく頂くために工夫を凝らす、ゆったりとした心の有り様がスローライフではないかと考えている。
であるからして、手早くできても「スロー」なのだ。
サンドウィッチ、鉄火巻きなどで言われるようなバックグラウンドは知らないが、結構気に入っている食べ方だ。

ビールの売り上げが低迷し、原材料や製法を工夫して酒税を低く抑え、発泡酒よりもさらに安い価格を実現しているいわゆる「第三のビール」が伸びているらしい。

木陰で読書としゃれこんだ。残念ながら麦茶である。



<ゆっつら〜と館 T>

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撮影用にお借りした T・Yさんの作品
作者いわく、「写真で見るとスゴイ」


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2008年04月15日

単身赴任の方にお勧めかも?
アクセスが望外に多かったので矢張り、その2です。

「有田焼き絵付け体験」は講師が準備してくれた素焼生地に参加者が思い思いに絵付けをします。
絵付けの時間は昼食を含めて約4時間。その後有田の窯で焼成してめでたく作品完成!
お手元には20日前後で届くようです。

今回一番遠くからの方は福井県から・・・。
帰省した佐賀のお土産作りとしての参加だったそうです。

単身赴任の方、「パパは元気です、佐賀は焼き物で有名だよ。
パパが作った食器でみんなで食事を楽しんで・・・。」
「夫婦モノを作った。送る。俺は元気でつつがなくやっている。」などはいかがですか?日常使う焼き物が醸すコミュニケーション。
素敵な絵柄?ではないですか。

勿論家族での参加も大歓迎。
一点1000円です。何点作られても良いそうです。
 
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「今更〜。」は禁句かも知れない。これから「殊更〜。」の時代だ。
細君が、その器を掌に抱き、「あなた」と漏らす、そのたゆとう様を思い浮かべられよ。


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「空腹は何よりのスープである。」
このような時代が忘れ去られた今。会話こそがそれに代わるだろう。「ねえ母さん、親父って、意外にいけてるかもね。」
子はそう言ってくれるかも知れない。


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これはT・Yさんの作品だ。
クラブ・同好会などのグッズとして作るのも面白い。






<ゆっつら〜と館 T>




有田焼絵付け体験


*次回開催日未定
*参加費:1000円(1枚)
*完成品の送付を希望の方は、実費の負担をお願いしました。


指導・焼成
risogamarogo.jpg
有限会社 李荘窯業所

〒844-0007 佐賀県西松浦郡有田町白川1-4-20 
Tel 0955-42-2438 URL http://www.risogama.jp/





問い合わせ先

中央本町商業振興会
担当 山内 Tel 0952-22-6403 携帯電話 090-7296-6021
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2008年04月14日

3月17日に紹介した、有田焼き絵付け体験が21日(土)22(日)当館で行われました。
本日その焼き上がりが届きましたので作品を紹介します。


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佐賀市にお住まいのTさんの作品です。
麦の穂の絵柄に自作の句が添えられています。

Tさんは絵付け体験3度目だそうです。麦の葉先の鋭さを出すために「絵をさかさまにして、筆を手前に引くようにすることはテレビで学びました。絵筆がとても柔らかで文字を書くのが大変でした。」とおっしゃっていました。

作る楽しみ、使う愉しみ。豊かな時間を持たれたでしょう、
自分で作った湯のみで一息入れる。とても贅沢なひと時ですね。


<ゆっつら〜と館 T>
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2008年03月03日

当館常連のKさんがパネル展を見ておっしゃった。
「終戦直後の私たちは食とは、安くて美味く身を作るものと教わりました。あれから60年、
私たちは安いものを求めはすれど、美味しく食べる工夫、体を作る食に対して充分な関心を持ち、配慮をしているのでしょうか?」と・・・。

個食・弧食・固食・粉食・戸食・子食・濃食・小食。色々あるなあ。

低年齢層にまで広がる生活習慣病。ファストフードは「ファーストフード」として受け入れられているのではないだろうか。
食への無関心は医療費の高騰と無縁ではない。
食を考え直すのも良いだろう。


paneruzennkei.JPG

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「食事バランスガイドごま」と、「園児用給食」。試食もできます
コマは、回らないと倒れてしまいますが、回り始めるとけっこう傾いても倒れずに回り続けるものですね。
「食事バランスガイド」で、何をどれだけ食べれば良いのかを知ることができます。

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食べる事の大切さを、こどもにも分かりやすいように工夫されています。

主催/NPO法人 食育むすびの会
期間/3月3日(月)〜3月8日(土)
時間/10時〜17時まで
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2008年01月29日

「天どこ」で昼食を済ませて、或ることを頼んでいた「展覧会の絵」に向かった。

お店を訪ねるのは初めてだ。
天井が高く、広い店内が印象的だ。

笑みがこぼれる女性に少し遅れて、柔和な面持ちの主人が顔を見せてくれた。
ブログで想像していたとおりだ。

初対面の挨拶を交わし、溶接の話などした。
いろいろな話を聞きたかったが、場違いと想う居心地の悪さが
その間を無くした。

有田へ車を走らせる。「工房陶玲」の釜焚きの祝いだ。

ミシュラン?外部の者による“味の格付け”。その怪しさを思う。
なぜ、自分の五感を頼れないのか?それほど五感は薄いのか
一会で断を下さねばならぬほど、食とそれがもたらす時を削り、
急がなければならないのか。

徒に繰り返される思考を嘲笑するように
ワイパーブレードが軋む。



あの日も同じような小雨交じりの寒い日だった。

「今日は一人ですか?」とケーキ屋の主人は訊いた。

ケーキを日常的に食べる習慣を持たなかった僕は、何時も後ろから押されるようにしてその店を訪ねていた。
同じ時間に授業が終わった時も
銭湯から帰る時も。

何も答えない僕を見て、彼は奥に引っ込んだ。
暫くして
ケーキの入った箱と一通の封筒を手にして現れると
それをしっかり僕にもたせ、その封筒を指し示し
こう言った。

「その中のカードには、ケーキの名前の意味とそれを作った私の気持ちが書いてあります。
それを彼女の前で読んでから、箱を開けて下さい。
二人でこれ迄のように、そのケーキを食べることができたら
あなた達は又うまくやっていける。」


あの日も、小雨交じりの寒い日だった。



<ゆっつら〜と館 T>

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2008年01月23日

個人のブログ2本、館のブログ3本のメンテを済ませた
“どろ〜ん”とした20日の朝。それでも気合は入っている!

 徹夜明け仮眠後の立ちのようなものか!しかし
彼は“どろ〜ん”としている。
それもそうかと同情する。

今日は、工房陶玲の窯焚きを冷やかしに有田へ行く。
先ずは腹ごしらえだ。


チラシの効果を気にしていた「天どこ」の暖簾をくぐる。

tenndoko.JPG
レンズがくもったが 食は三欲の基本


痩せた栃東のようなH本がいるではないか。何と言う不運。

狭いとはいえ、市町村合併のあ〜だ、こ〜だを乗り越え
山から海までを持つに至った佐賀市。
認知度県内4位
それでも20万市民を抱える佐賀市だ。
諸々を踏まえても踏まえなくても
この日、この時間、この場所でH本に遭遇するとは。

出されたオシボリで指先と、乾いた唇を拭い
天麩羅で良かった。素麺、蕎麦であったらどうだったろうと
"どろ〜ん”となりそうな自分を慰めにかかる。

涼味も歯ざわりも、喉ごしもあったもんじゃなかったろう。
この男とそのようなものは無縁と僕は決めつけている。

「この壁を取り払ってさあ、隣のはなちゃんとコラボしたらあ〜」などと提案じみたことを言い出すに至って、その指数は
100%に達し、温厚短小の僕までが
「今度のひな祭りのイベントの際、出店しませんか?」などと
口走る始末だ。

プラーバシー空間を保持しようとする店主の計らいで設えられた仕切りも虚しく、環境はひどく不味いものとなったが
ブログ仲間?とはいえ、例によって一方的に始めた店主との会話、食事は僕を勃たせた。
食欲とそれは斯くも強力にリンクしている。

強引に下半身と話を結びつけずに言えば
美味さで元気になったのだ。

その礼を店主に告げ
まだ“かまって”欲しげなH本をうち払い

ある技を振るってくれるよう電話で依頼しておいた
御存知「展覧会の絵」に向かう。

ツヅク。かも知れない。


<ゆっつら〜と館 T>



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2008年01月06日

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自宅裏から望む元日、2日の天山


久しぶりに凛とした正月を迎えた。
「切り込むような冬よ来い、僕に来い〜」である。

思えば平成も20年。昭和64年(1989年)1月7日に昭和天皇が崩御、皇太子明仁親王が即位され、8日に元号が平成へと改元された。この年佐賀市は市制100周年を迎えている。

未だに元号と西暦の換算?が上手くいかぬ
20と2008 なのだが〜。

昭和は、1925 を足すと西暦に
平成は、1988 を足すと西暦年になる。今解った
今年が、頭を切り替える最後のチャンスではないか


今年は 「為」 を念頭に置く事にした。
いわく 「すぐる(卓る・優る・過ぐる)我を捨て “為” と為す」
「長ずる処に死せざる者なし」

それを年賀状で証したかったのだが
パソコンの状態が思わしくない いきなり躓いた格好だ。


瑞兆を得た。
鷹(タカ)の羽を拾ったのだ。ご存知のとおり鷹はめでたい。
瑞鷹(ずいよう)という酒もあったように記憶している。

しかしだ、想いたくはないが、拾得場所から察するにその鷹は、ガラス窓にかなり思いっきりぶつかったようだ。
なんらかの意思を遂行する際、人も周囲が見えなくなる。
彼もそうだったに違いない。

「ガラス張りの〜。」と言えば聞こえはいいが・・・。
なにやら怪しい教訓も得た新年早々である。



面白がって、鳥も酔うかと庭の器に酒を注いでおいた。
柄にもなくついでに、てめえも飲んでしまったのが拙かった。
いよいよ足下も覚束なくなった。何にでもぶつかりそうである。

諸々を念頭に据えねば。
正月を 迎えしものの 春遠し てか。


<ゆっつら〜と館 T>


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2007年12月13日

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屋久杉 Photo by H.N
ここぞと言う時にデジカメのバッテリーがダウン!
携帯で撮る羽目に。tohoho

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2007年10月17日

山野潤一という人物と、共鳴する人達により新たな価値を生み出し続ける上乃裏商店街。
館長以下、ゆっつら〜と館スタッフが視察に訪れたのは先月の25日。時が経つのは早い。
人も町もこの急流に晒されている。

鳴り物入りで開発された箱物さえが、何時の間にか陳腐の謗りを受ける。置き去りにされるのは人だ。

「新しく古くなる」という言葉を聞いた。
古いものを否定するのではなく、古いものの中に、真に必要なものを新たに見出そうという意味と理解している。
前ログでも少し触れたが、いわゆる「新素材」・「新〜」という冠で人を惹きつけ、生活の基盤である町さえも作り変えていく物柄は、タイムプルーフされているとは言い難い。
時の試練を経てはいず、親和性に疑問が残ると言い換えて良いかも知れない。

新しいものを理解せず、受け容れないと言うのではない。
科学と結婚したヒトは元には戻れないのだから。
この町に感じる新旧絶妙の調和は、それを示唆している
ように思う。
この町は母のお腹を蹴っている。


怠惰なログに永らくおつきあい下さりありがとうございます。


<ゆっつら〜と館 T>



シリーズ 
1. 2. 3. 4.





Collage



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2007年10月13日

佐賀大学のSKT君に写真を送ってもらった。
上乃裏商店街の各店がそれぞれ工夫している様子が判る。
携帯で撮ったようだ。送る方は大変だったろうが、使わせ貰う方としては丁度いいサイズで助かった。

最近の記事の内容もさることながら、“諸事重い”傾向と併せて考えれば、この画像容量の軽さは有り難い。



侘びめいたことをせねばならない。
それは9月29・10月9日の記事に関してだが、使っておいでのパソコンの状況によっては記事レイアウトの一部が崩れる。
詳しく言えば、「表示」⇒「文字サイズ」で閲覧する際の文字の大きさが選べるのだが、インターネットエクスプローラー7で初期設定されている「中」以外では綺麗に表示されない。
記事作成中の設定ミスと想われるが是非とも容赦されたい。

パソコンがVISTAならIE7が標準だろうが、ウィンドウズXP以降のものなら、バージョン7以上にアップされる方が良いと想われる。

残念ながら当バージョンは2000には対応していない。
2000のブラウザの最終形はバージョン6のようだ。

当ポータルの読者には“釈迦に説法”であろうが、アイコン「e」にたすきがけのある物はバージョン7と見てよいだろう。
詳細は、ブラウザの「ヘルプ」⇒「バージョン情報」で確認可能。

完全に詫びの様相を呈してきた。
Macでの見え方はどうなっているかも不安である。
このような事こそ先に確認すべきことだったのだが〜。
「長文になることを回避する〜。」という言い訳を用意して今後の対応とさせて頂きたい。

<ゆっつら〜と館 T>




インターネットエクスプローラーのバージョンアップについてはこの辺りを参照されたい。




Photo



曲がり角の店 CORNERS
素人が板を打ちつけただけのような外観。イイ雰囲気です
白い壁と赤い大きな扉の店。
扉を開けるのは、素敵な男のマナーかな?
元は事務所だったのだろうか
広すぎる窓面を上手に黒い板で覆っています。
上乃裏通りの本通り?のお店。
もともと店舗だったのでしょうか。窓がいい。
なまこ壁を想わせるしつらえの店。落ち着いた雰囲気が漂っています。 丸く窓を空けた扉と看板のカラーリングが際立つ、ちょっとした感覚がGood。
今にもエプロン姿の気さくなおじさんが顔を出してくれそうです。国籍不明の存在感がいい。
隠れ家ってとこです。

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