2007年09月03日

松原川の生き物たち3 ニゴイ

IMGP0755 のコピー 2.jpg
写真の個体は20cm前後。
「やけに大きなハヤ?」「おやっ、ヒゲがあるぞ、やせたコイ?」
「背びれがコイと違う?」「イダじゃない?」 色んな感想を醸しそうな魚だ。

漢字で書くと「似鯉」。
手元の佐賀新聞社刊「佐賀県の淡水魚」によれば、大阪での地方名は「キツネゴイ〜。」とある。

先日話を聞かせてくれた福岡県大野島の漁業者もこの魚をイダと考えているようだった。当然、一般には殆ど認識されていず、釣り師からは「外道」(げどう)と蔑まれ、釣り場付近にうち棄てられ、干物化するカワイソウな魚だ。水質などの河川環境の悪化を示す魚とされている。
多布施川の最上流で20年ほど前に捕獲したことがある。
蓮池公園を縦断する佐賀江川には相当数生息するようだ。

松原川には体長30cm位のものが4尾ほどいる。
7月頃には婚姻色(産卵期をひかえた時期にオスに表れる赤・黒・黄などの色)により赤っぽく見えるのでコイとの見分けが可能かもしれない。
コイのように水面に浮いたエサなどにはあまり関心を示さないようだ。

名前を覚えて下さい。この魚を認めて下さい。


<ゆっつら〜と館 T>





シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス

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