2008年02月17日

松原川の生き物たち18 ツグミ

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鶫(ツグミ)は以前紹介した椋鳥(ムクドリ)同様に、秋から春までではあるが、何処にでもいる鳥だ。
佐賀弁で「カッチョ」「カッチュウ」と言えば解って頂けるか?
そうは言うものの、捕ったり食べたりした経験がある僕も、じっくり見るのは初めてに近い。
よく見ると、味わいの深い鳥だ。
メス、幼鳥は成鳥のオスに比べて体色のコントラストが低い。

松原川付近で見ることは滅多にないだろう。
それは、彼らが主に、山麓部・郊外の圃場など見晴らしの良い裸地に棲息しているからと思われる。

「キーッキーッ」、「キョツキョッ」と味気ないが、 シベリア・樺太辺りと言われる繁殖地に帰る4月頃には 「キョロンキョロン」と控えめな囀りを聞くこともある。

DATE  pentax*istDS  SIGMA300mm-5.6 (35mm換算450mm) ISO:400 AV:8 ホワイトバランス:オート  撮影距離:8m

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クロガネモチの実も好物のようだ。
木の実を餌にする鳥を捕獲するワナに「ウッツメ」?というものがあった。少々の紐と枝のたわみを組み合わせて作った。

この鳥が少ない年には、葉がすっかり落ち、若葉と入れ替わるころまで実が残こともある。
同じく赤い実、ピラカンサ・ セイヨウヒイラギの実を食べているのは未だ見たことがない。
これらの木はさほど大きくならない(剪定される)ので警戒心の 強い彼らは寄り付かないのかも知れない。

もし、何らかの理由で飼うことになれば、市販されている「メジロの餌」(植物質と動物質が5対5の割合の餌)に魚粉を加え 4対6位に混合したすり餌(水で練ったもの)をやれば良い。 
「きな粉」に魚粉の代用でも良いかもしれない。

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地上ではミミズ・昆虫などを食べているようだ。
このような場所には、地表を覆っているワラ・草を足で払い、小さな針にミミズを付けた「付け針」を多数仕掛けた。
40年以上も昔のことだ。

DATE  pentax*istDS  SIGMA300mm-5.6 (35mm換算450mm) ISO:200 AV:5.6 ホワイトバランス:オート  撮影距離:15m

<ゆっつら〜と館 T>

シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ  6.ムクドリ+ことりのさえずり 7.ドバト
8.スジエビ  9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ  16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について17.シジュウカラ 18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について 20.カチガラス
posted by スタッフ at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物・環境
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