鳩首会談(きゅうしゅかいだん)
何時ものパン屋で買ったラスクパンを持って撮影に臨んだ。
思惑どおりに集まってくれるだろうか?
心配は無用だった。パンをまく準備を始めた途端
ワラワラ、クークーと集まってくれた。
タバコの箱ほどの大きさのパンを握りつぶして与えると
写真のような状態であっと言う間に食べてくれる。
鳩首会談とは
このように顔と顔を寄せ合って相談することをいうようだ。
野球のソレは「球種会談」か?
顔ぶれを紹介しよう。写真の上に時計を想定して欲しい。
準備はよろしいか?
12時と6時の位置にいる灰色に二本、黒い線のあるのが
「二引」(にびき)。
7時にいるのは灰色にゴマ状の斑点がある「灰胡麻」。
4時辺りにいるのがゴマの多い「黒胡麻」。
3時にいる翼先端に白い差し毛がある「灰胡麻差し毛」。
11時辺りにいるほとんど黒いのが「シングル」である。
写真にはないが、栗色をベースにした「栗二引」「栗胡麻」
「栗胡麻差し毛」、白をベースに栗色、黒色をまとった「モザイク」などがいる。
「シングル」が“横からクチバシを出して”いる。
何処にでもいるんですねコーユー奴が。
容喙(ようかい)する輩が。
のっけから脱線している。
ドバトはヨーロッパからアジアにかけて棲息していたカワラバトを家禽化(鳥を飼いならすこと)したものといわれている。
愛玩・食料・軍事目的(伝書)が主目的とされ、それらが
「自立」「逃走」「ドロップアウト」「職場放棄」「敵前逃亡」「リストラ」など、事情は彼らにおいても様々だろうが
「快哉」「逡巡」「流浪」の果てに神社などに住み着き、半野生化したものとされ「土鳩」「堂鳩」の漢字が充てられている。
クークー、グルッグル〜?「堂鳩」よもはや悟りを開いたか。
まだ脱線している。
1960年初頭から70年頃まで、多くの少年がハトを飼っていた。二回りほど大きい「食用バト」、純白で長い尾羽がきれいな「クジャクバト」を飼う大人もいた。
ダンボールの箱にハトを入れ、自転車でヒーコラ言って神埼橋まで行き、無事に帰ってくれよと祈りながら放すと、頭上を数回旋回してハトたちは西の方へ飛んで行った。
ヘーコラ言いながら家に帰り着くと、ハトたちはちゃんと帰ってきていた。
優れた帰巣本能により、ハトたちは伝書の役割を担い戦争中多くの殊勲を挙げた。
戦況を左右する機密文書を携えドーバー海峡を渡る伝書鳩
それを待ち構えるのはドイツ軍が放ったハヤブサ〜。
下にリンク張る。
ピースを喫っている方は勿論。嫌煙家も、万難を排して、愛息、愛娘、若い細君を早めに寝かしつけてでもクリックして貰いたい。細君の老若はこの際関係ない。
読み手に用意があれば、涙すら禁じえない生き物の姿がある。
松原神社のハトの数は減ったようだ。郊外に分散したのかも知れない。
10年位前まで、巨勢町玄海橋近くに、純白のハトを沢山飼育している鳩舎(ハト小屋)があった。
式典の際に白いハトを放すのを見られた方も多いに違いない。
ハトは平和のシンボルだった。
知恵を司るミネルバ(ギリシャ神話の女神アテナ)の使いとして知られるフクロウが、やがて疎ましがられたように
ハトもその冠を外されたか。
ハトは今も愛らしい。
機会があれば、そっと彼らを見て欲しい。
より機会があれば、水の飲み方に注意して見て欲しい。
脱線ばかりの長文を、最後までご覧いただき感謝する。
ケータイ使用の方、申し訳ない。
子どもたちは眠りましたか、細君は寝ましたか?
<ゆっつら〜と館 T>
シリーズ
1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり 7.ドバト
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ
12.松原川の生き物たち号外-1 閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ 18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス
徒に長いブログを読んでいただき感謝します。
一日一ブログで、PC・携帯でのアクセスの推移を見ておりました。
当館では、複数の者が投稿しているのですが、
私が一連の投稿を始めてから、PCでは望外のアクセスを頂戴しましたが、携帯からのアクセス数は減少傾向のようです。
記事内容は兎も角、読者の環境に対応した情報の選択・加工の必要性を感じます。
反面、当ポータルが存続を維持し、共有する情報を拡大し「人」「モノ」の交流がより豊かになることを期待するならば、想定外の層からのアクセスを得る、性格を異にす魅力あるコンテンツも必要ではないかとも思います。
望めるならば
リアルの世界でキラーテナントが求められるように、バーチャルでもキラーコンテンツが必要かと思います。
コメント有難うございます。
初めましてていつも、読んでます。
考えさせられる点やなるほどと思える点など読み物的に面白いと思います。
先日のマンション工事のせいで水が混濁していた検証は、
以外と環境面で我々が見落としているスポットだと思いました。
こういう視点で松原側周辺を散策するだけでもいろんな要素が有りますね。
松原川の生き物たち8に期待します。