「椋鳥」と漢字では書く。
ムクノキの実を食べるからこう名づけられたのだろう。
しかし、もうムクノキを見かけることは多くない。
それでもどっこいムクドリは生きている。
佐賀では「シガ」と呼ばれている。鳴き声からの命名だろう。
佐賀県人は音でこの鳥を認識した。
40年ほど前くらいまで、冬にしか見ることできなかったように記憶している。
20年ほど前頃から、松原神社で年中見かけるようになった。
クスノキの洞(うろ)に営巣し繁殖もしていたかも知れない。
最近は郊外に多く、田んぼで昆虫・クモなどを食べている姿をよく見かけるようになった。
人口密集地への集中棲息、それによる糞害などが無ければ、かなり有り難い「益鳥」だ。
この鳥もヒト社会に順応した「都市鳥」のひとつで、巣作りは人家の屋根などの隙間、工場などの通気口、橋げたの隙間などで行われている。
困ったことに、こういった場所は必ずと言って良いほど、カラスがチェックしている。
*少し小型のコムクドリがちょうど今頃見られる。
この鳥は渡りの途中立ち寄るだけのようで、数日〜一週間ほどしか佐賀には留まらないようだ。地上に降りることは少ない。
ムクノキの実を食べた経験がある方もおられよう。
パチンコ玉ほどの大きさの実が、黒くなれば「食べごろ」。
熟すのが待てず、青いうちに摘み取り、米ぬかの中に保存したこともあった。
関心のある方は、「ま」さん達が米を作っているひょうたん島の田んぼの北、橋を渡った所に4mほどの木が一本ある。
これがムクノキ。
昨日、数年ぶりに5〜6粒食べたが旨かった。
食するのは飽くまでも自己責任で。
今日も脱線した。
<ゆっつら〜と館 T>
シリーズ
1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり 7.ドバト
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ
12.松原川の生き物たち号外-1 閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ 18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス
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http://blog.goo.ne.jp/second-effort/c/571a856d20fded9c6a5ab3dcd5fd7849
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最近の館内の様子(11/6〜11/12) by おい坪田薫警視 (08/17)
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佐賀城下ひなまつり巡り6 ひぜん張り子まつばら工房 by ゆっつら〜と館 T (10/07)
佐賀県佐賀市西与賀町で鯉は釣れるの? に応えて by ゆっつら〜と館 T (10/07)