2007年09月06日

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昼食を求め派出所前のパン屋に行く途中、松原神社東側の太鼓橋北、松原川が南向きに流れを変える辺り、親水歩道に下りる階段に腰掛、鯉に吸い込まれないように水温計に括りつけたリードの輪を足の親指に念入りに掛けて水温を計った。24度。
たったこれだけを言うのに「、」「。」が5個もある。
「閉塞気味」である。

先週より約一度下がっている。これにより、水中の溶存酸素がどれくらい増すのか?残念ながら疎い。今日は鯉が水面でパクパクやっていない。これくらいの認識しかない。
「停滞気味」である。

ご存知の方があれば是非教えて頂きたい。

停滞気味なのは松原川も同様だ。
何時もだったら、シジミやドブガイを根絶やしにしているのではないかと思われる程鯉がエサを漁った痕、ディンプル状の窪みまで確認できるのに、今日はまるで見えない。
「混濁気味」だ。

松原川の水鏡が吾が諸々を映したか?
太鼓橋下流の竿石(さおいし)の八橋は浸かる寸前だ。
内臓脂肪までスキャンしたとでも言うのか?

松原川は264号線北に3本、道路をくぐって南流するもの1本、都合4本の水路に分かれ東進して裏十間川(うらじゅっけんがわ)に流入している。
「閉塞、停滞、混濁」の原因を頼まれもしないのに究明することにした。
老域に達しながら好奇の前ではまるで無力なのが恨めしい。
水鏡→好奇心→口開いて大事を逸する→犬。

道路をくぐって南流している水路を先ず辿る。
ここも「閉塞、停滞、混濁」3拍子揃っている。
市民会館前に20cm位のスッポンがいた。
ミシシッピアカミミガメは山水荘までの間に4頭見た。
それにしても、「ミシシッピ〜」、英字表記もさることながら、カタカナ表記も面倒だ。

勿論コイ、フナも数尾いた。龍谷幼稚園東からは砂地、3cm近いシジミやオニギリサイズのドブガイがいる、ヒシすら生育している。東進して道路をくぐる所から水路の行く先が怪しくなる。

号外を出すに至ったのは、松原川の混濁で魚の撮影が不可能だったからではない。
本流に行き詰まりを感じた。そこで、全方位にSOSを打った。
助けが来た。

当ページ右サイドのおすすめリンク、水と都市の環境デザインをクリックして下さい。

「魚を見る者川を見ず、いわんや地勢をや」。
示唆を頂きました。Nさん有難うございます。

ゆっつら〜と館のHP中の「川を活かした町づくり海外編」も是非ご覧下さい。

号外ネタは続きます。次号は裏十間川に辿り着く予定です。


<ゆっつら〜と館 T>




シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ  9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ  
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス









2007年09月05日

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高校野球連盟がHP上で特待生に関するアンケートを今月二十日まで行っている。
県立佐賀北高等学校が優勝したインパクトを感じる。

甲子園の熱闘を伝える雑誌が3誌、北高のみを採りあげた写真集が2誌出ている。書店によると、売れ行き好調のようだ。「がばい」の炸裂だ。
この言葉についての記事を数日前目にした。
「〜い」で終わるために、副詞である「がばい」が形容詞のような使われ方をしているのではないか。島田氏も「自分の造語に類するものと思って下さい。」とコメントしている。といった内容と記憶している。

言葉は角質のようなものではないかと思う。
世情、それによって醸される人間関係を反映し対応し変化するのではないだろうか。
たとえば、「しだら」「ふしだら」「だらしない」。
この時代に生きていないので、当時の世情がどうであるか知る由もないが、庶民の言葉あそびと感じられてならない。

「がばい」が北高全国制覇の故事とともに遺ることを期待する。

そこで北高弁当だ。
残念なことに北高弁当と称されものは既にあるようだが・・・。
これを参考に誰か創ってくれないものか。
北高の食堂で限定数販売でもいいなあ。
学校視察・見学も増えるかも?

今年の夏は、がばいぬっか。がばい感動した。
(ネイティブはこのように使います。by8期)

<ゆっつら〜と館 T>



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2007年09月04日

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「〜ヨシノボリ」。しこ名とかリングネームを思わせる名前からして愉快な魚だ。
魚類の撮影はなかなか難しいが、この写真はよく撮れていると内心思っている。
これも、ある所で撮した。こんな所が街なかに在って欲しい。

松原川では昨年9月頃、体長5cmほどのものに出遭えた。
写真のようにムナビレで石に吸い付くようにしていた。
飛び出した目玉、人の存在をまるで意に介さないようにあらぬ方に向けられた視線。「よう〜し。」と意気込んだ。
「街なかの川にハゼの仲間がいる。千載一遇のチャンスだ!」

昂揚した。

ところが、捉まえられない。ピッピッと10数センチ単位で逃げ回るのだ。「何とかして捉まえたい」のだが・・・。
場所は中央通のすぐそば。
頭上に幾つかの好奇の視線が在った。

セケンテーに負けた。

両手に網と何処から見ても青いポリバケツを持ちトボトボと館に帰りながら思った。
誤解は大いに怖れるところではあるが、「ヨシノボリ、まるで女性ではないか!逃げるんなら一気に逃げろよ!」と。
逃がした魚は矢張り、大きい。

消沈した。

ゴリ押しという言葉がある。
ゴリとは四万十川では“チチブ”の幼魚を指すようだったと記憶しているが、一般的にはヨシノボリ類を言い、それらを捕獲する様子から出来たとされる。
意味合いとはかなり異なっており、対象の習性を知り尽くした漁法のようだ。関心のある方は ゴリ漁 を参照されたい。

当方、人生半ば過ぎてゴリの如き思わせぶりに遭遇したことも、ゴリ押しを敢行したこともない。
セケンテーに負け、
蛮勇を発する時期を逸したのやも知れない。
当シリーズもわき道に逸れかかってきた。

自戒せねば。


<ゆっつら〜と館 T>





シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ  4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス

2007年09月03日

英会話教室1

8月23日(木)10時〜12時
8月30日(木)10時〜12時

現在の受講生は13名です。

期 間 : 7/26〜12/6 毎週木曜日(全20回)

受講料 : 5,000円
(うち3,000円はスリランカ津波被害復興支援の為に使います)

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posted by スタッフ at 14:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

IMGP0755 のコピー 2.jpg
写真の個体は20cm前後。
「やけに大きなハヤ?」「おやっ、ヒゲがあるぞ、やせたコイ?」
「背びれがコイと違う?」「イダじゃない?」 色んな感想を醸しそうな魚だ。

漢字で書くと「似鯉」。
手元の佐賀新聞社刊「佐賀県の淡水魚」によれば、大阪での地方名は「キツネゴイ〜。」とある。

先日話を聞かせてくれた福岡県大野島の漁業者もこの魚をイダと考えているようだった。当然、一般には殆ど認識されていず、釣り師からは「外道」(げどう)と蔑まれ、釣り場付近にうち棄てられ、干物化するカワイソウな魚だ。水質などの河川環境の悪化を示す魚とされている。
多布施川の最上流で20年ほど前に捕獲したことがある。
蓮池公園を縦断する佐賀江川には相当数生息するようだ。

松原川には体長30cm位のものが4尾ほどいる。
7月頃には婚姻色(産卵期をひかえた時期にオスに表れる赤・黒・黄などの色)により赤っぽく見えるのでコイとの見分けが可能かもしれない。
コイのように水面に浮いたエサなどにはあまり関心を示さないようだ。

名前を覚えて下さい。この魚を認めて下さい。


<ゆっつら〜と館 T>





シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス

2007年09月02日

IMGPtanago.jpg

松原川にはいろんな生き物がいます。
最初に紹介するのは ヤリタナゴです。
彼らは貝の体内に輸卵管を差し込んで産卵します。

辛抱強く水中を覗き込むと、貝の居場所などを
縄張りにしていることを示す行動が見られます。

しかし、松原川で貝を見つけるのは大変です。
水中も、住宅難のようです。


<ゆっつら〜と館 T>



松原川、周辺の生き物などへの道草は

mmadai.gif




シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス


2007年09月01日

tutifuki.jpg
水中の生き物たちも、表層・中層・底層にそれぞれ"棲み分け"をしている。
ツチフキは底層にに棲む魚で、よほど気合を入れて探さないと見つけられないが、松原川で見られるのは5cm前後のようだ。
彼らのエサ採りは面白い。砂などと一緒にエサもスパスパ吸い込み、不要物はエラから吐き出す。まるで掃除機だ。

佐賀では「ギョウトク」「ジョウトク」と呼ばれているようだが、後日採集できれば紹介する予定のカマツカ(ツチフキより大型種)と混称されている。

写真は、ゆっつら〜と館で飼育していたものが死んだため他所で撮影した。
本来の生息地は、もっと粒子の小さい砂か泥質の所と思われる。

観察の際は、ポケットのタバコとか携帯電話を落とさないよう注意されたし。


<ゆっつら〜と館 T>





シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽がほしい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス






2007年08月27日

 子どもの無心のようなタイトルだ。

ゆっつら〜と館にも水槽がある。60cm位の大きさだ。
そこに、松原川で採集したフナ、オイカワ、モロコ、タナゴを入れて飼育している。
以前はエビ、ツチフキなどもいたが〜。

数ヶ月前までエスプラッツに大きな水槽が数基あったが、高木瀬町の佐賀市清掃工場に移設された。

松原川にはコイはもちろん沢山の魚類がいる。
街中の子どもたちにこそ見て欲しいと思う。
大きな水槽が欲しいなあ。そうすれば、ブラックバスもハゼもニゴイも飼えるのに。

欲しい、欲しいで終止した。
矢張り幼稚の無心だ。

次回は写真を掲載する予定です。
にしても、撮影もけっこう難しいのです。
それにしても、欲しいなあ。


<ゆっつら〜と館 T>




シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ  9.ミツバチ  10.コゲラ  11.メジロ  
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい  14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について





posted by スタッフ at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物・環境

 佐賀北高等学校が甲子園で優勝を成し遂げた。
県勢としては佐賀商業高校以来13年ぶりだ。

快挙達成の衝撃を“そこ”で感じたかった。
その瞬間を目撃したかったが。


記事タイトルのネタは、
シーザーが戦勝を伝えた「来た、見た、勝った」である。

 
突出したプレーヤーがいるわけではないチームが、頂点まで登りつめた。
監督がインタビューの中で、「生徒」という言葉を多く用いていたことも心に留まった。

「諦めない」「懸命」「感謝」という言葉が眩しい夏だ。

<ゆっつら〜と館 T>



posted by スタッフ at 22:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | スタッフ投稿!

2007年08月16日

留学生による<チャリティ>英会話教室1

8月16日(木)10時〜12時

受講者がまたまた1名増えました!
現在12名の受講生が参加されています。

期 間 : 7/26〜12/6 毎週木曜日(全20回)

受講料 : 5,000円
(うち3,000円はスリランカ津波被害復興支援の為に使います)

お問い合せ先  ゆっつら〜と館まで(電話0952-40-8570

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posted by スタッフ at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座