2007年10月22日

期 間 :10/15〜12/17 
     毎週月曜日13時〜15時(全10回)

受講料 :1,000円(10回分)

講 師 :鄭仁淑(佐賀大学文化教育学部生)

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「ハングルがお上手ですね」とお褒めの言葉。

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「みなさん、次回はすらすら読めるように勉強してき
てください!」
「え〜!!」
posted by スタッフ at 15:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

期 間 :10/15〜12/17 
     毎週月曜日10時〜12時(全10回)
受講料 :1,000円(10回分)
講 師 :曹宇軒(佐賀大学大学院経済学研究科生)


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今日のレッスンは、「李さんをお願いします」でした。

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二人組みになっての会話形式での発表の様子です。
posted by スタッフ at 14:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

平尾は高木瀬町の北端、佐賀市清掃工場の南にある600人弱の人が暮らす集落。
この集落の平尾天満神社で毎年10月下旬、当集落の自治会により、子ども相撲が行われている。その起源は古く、昭和51年発行の「高木瀬町史」によると300年ほど遡れるようだ。

当時は相撲を催すことは難しかったが、ここの奉納相撲は特別に許された。この相撲には、福岡・長崎・熊本からも力士が集まり技と力を競った。賞品は餅だけ。
しかしかえって「平尾の餅相撲」として有名になった。
相撲の興行が佐賀で行われる時でも「平尾の者」と名乗れば、大木戸を開けて通してくれたという。

往時の賑わいは求めようも無いが、伝統は子ども相撲という形で遺され、当集落だけでなく近隣の集落から参加する子どもも多い。賞品は由緒正しい餅に加え、ノート・鉛筆などの文房具が奢(おご)られている?

小学生の頃、この日は午前中の授業だけで下校することが許されていた。2〜3時限ほど日数が足りなくなっていたかも知れない。それでも、立派な大人になった。

か、どうかは怪しいが。見守る大人の中で、まわしを締めて技も何も無い、手当たり次第の相撲をとるのは、集落内でのデビューでもあった。得意技は「カッシャギ」と「ビンタン」だったが・・・。

「何処の・誰それの子」「オードーモン」等として認知される場所だった。認知された結果、叱られることが多くなったが〜。
そうして子どもは、集落の大人・年長者から守られ、育まれて来たように思う。
似たようなことは何処にでもある地域の良識だった。

まっすぐに歩けない子ども、顔面から倒れこむ子どもがいる等の話を想いながら、目の前で相撲をとる子どもたちを見る。

まわしという自分の全力を加えられる物を掴み、他者を押し出し、或いは投げようと試みる。他方はその力を受けとめ、こらえ反撃しようとする。寸鉄も帯びないやり取りの中で子どもたちは、自分が込める力が、どのように他者に作用するかを知るのではないかと思った。

自分の力を知らない子どももいる。
老域における怪我が「昨日できたことが今日は出来なかった。」ことに縁るならば、子どもの怪我は「昨日出来なかったことが、今日は出来てしまった!」ことに縁るのではないか。
「そんな心算じゃなかったのに」と・・・。

また恒例の脱線?気配濃厚だが、終点まで付合い願いたい。

かようにくどく成ったのは偏に、土俵作り、餅つきなど一週間間前から準備された地元自治会の皆さんの心いき。それに応えて子どもたちが力いっぱい相撲をとる、この行事の良さを思うから、続けて欲しいと願うからに他ならない。

今日の始発は、「竜頭駅」  終点はご存知「蛇尾駅」。
今日もお付合い下さり有難うございます。

<ゆっつら〜と館 T>


関連記事




PHOTO

開催日前日の夜です
餅米60kgで作った餅を小さく切り分け熨斗をかけます。
忘れる位の数です。
あちらこちから、アタタタタ
男はどうも苦手な作業です。
本来餅はこの道具で切るのが伝統に従った作法だが〜。
土俵の綱を作っています。
長さは約15m。
先輩の力を借りなければ〜。

 どーにも成りません
踏み俵作りです。縄のかけ方にも決まりがあります。
ちゃんと覚えておかないと。

 こーにも成りません
上で作った綱を埋めます。
直径は4m55cm。微妙です。
四隅に掘った深さ約60cmの
穴に柱を立て俵を置きます。
土俵中央頭上に青竹をわたす。簡単なようで、これも中々大変なんです。そろそろ完成です。紅白の帯の巻き方にも決まりがあります。  ほらそっち反対やろ〜が
切替し〜。勝った方に優しさが見えます。力士(力のもののふ)はこうでなければいけない。女のと男の子との対戦です。
これから男の子もこうでなくちゃしっかり異性と向き合ってね〜。

突っ張りあいです
いいね、いいねえ
両者力いっぱい組み合ったまま
一歩も引きません。
l
posted by スタッフ at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民俗・行事・佐賀弁

2007年10月19日

10月18日(木)10時〜12時

期 間:7/26〜12/6 毎週木曜日(全20回)

受講料:5,000円
(うち3000円はスリランカ津波被害復興支援の為に使います)




【スリランカ研修生との交流】

 10月22日〜28日まで、自然災害や防災の研修のために、スリランカから3名、アンバラントタ高校の校長(57歳男性)、先生(37歳女性)、農業を営んでいる校区住民の方(50歳男性)が佐賀に来られます。
 そこで、佐賀の方々と佐賀大学スリランカ出身の留学生との交流を計画しています。
(英会話教室や、ゆっつら〜と街角大学の受講生に参加を呼びかけています)
posted by スタッフ at 11:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

2007年10月18日

今月始め、松原神社の楠にハチが営巣しているのを見つけた。
地上から5〜6m位の高さにある枝の洞だ。
数はそれほど多くはないようだったが、街なかにハチがいるのが何だか嬉しかった。
通りかかった人皆に教えてやっても尚足りない位嬉しかった。

木の洞(うろ)という自然な場所に巣を作っていることからして
日本ミツバチかも?と思ったがその日は確認できなかった。
写真は、450mm相当の望遠レンズで撮影したものだが、それによっても判断は難しかった。

数日後、観察を終え石垣に腰を下ろすと、足元に数匹のミツバチが集まっていた。
頭上の巣から飛んで来ては落ち葉の間に潜り込んで何やらやっている。
蜜のある方角、距離を仲間に知らせる「8の字ダンス」はやっていない。当たり前だ、それは巣でやるのだ。

やはり西洋ミツバチのようだが念のため、一匹採集した。
日本ミツバチも、夏は色が鮮やかになるというのを聞いたことがあったからだ。「かわいそう〜。」と思わないではないが。
Pity is Akin to Love 可哀想は惚れたってことよ!

自宅に持ち帰り、識別の確度を増すために後翅の翅脈(しみゃく)を見る。ここが西洋ミツバチと日本ミツバチとでは微妙に違うらしい。
どれ位微妙かと言うと。ルーペで見なければ分からない位の
微妙さだ。微妙は苦手だ。「微」という文字がつくものは総じて苦手だ。だから人付合いも苦手だ。

翅(はね)にある脈、葉っぱでいえば葉脈にあたるものの違いを見ることになるから、佐賀弁で言う「ざっとなか」作業だ。
惨い(むごい)ことをする喩えに「ひよこの脚に針」というのがあるが、“ざっとなか”作業をすることの喩えとして・・・・・・・・・
「ミツバチの翅脈を見る」を登録したいくらいだ。

ピンセットで後翅のみをつまみ、ルーペを押し当てて見ようとするが、ミツバチ君はまだ生きている。弱ってはいるが動き回る、でんぐり返る、丸くなる、etc。そこを宥(なだ)めて、賺(すか)してetc。やっと固定してルーペを覗く。
ピントが合っていない。
抽き出しをかき回して別のルーペでやって見ても同じだ!

ついに来たか近視・乱視・老眼三重苦!

落胆して椅子の背にもたれて頭を掻いていると、ミツバチ君がスコスコとルーペの中から這い出して来るではないか。??
ルーペとテーブルの間には、ピンセットが在った。
だからピントが合わなかった。

数年ぶりの深い、極め付きの溜め息を思わずついた。
酷な手段を用いて確認した。

西洋ミツバチ君は抽き出しの中で眠っている。
ミツバチの寿命は40日位らしい、そしてその間スプーン一杯の蜜を集める。10gの蜜を集めるのに10〜20万回訪花すると言われている。

日本ミツバチは巣にあまり馴染まず、採蜜度も低いため明治の始めに持ち込まれた西洋ミツバチに置き換えられた。しかしこんな所にミツバチがいるのも驚きだった。嬉しかった。
もうすぐ目と鼻の先に花屋さんが移転オープンするぞ!
スズメバチに負けずに生き抜いて欲しい。

アメリカでは、Colony Collapse Disorder=CCD(群れ崩壊症候群)と呼ばれる症状が広範に広がり、ミツバチの数が劇的に減少しているとTVで報じていた。作物の受粉も担っているミツバチの減少は大問題だとも・・・。
ミツバチのような、普段気にもかけない生き物が、実は食の根幹を担っている。怖いような、感謝したいような気がする。

日本においてはCCDのような病的要因?によるミツバチの生息環境の悪化は寡聞にして無知だが、蜜原となる植物の減少による問題が浮上している。

日本はちみつ協会の「アカシアを守る会」によれば。
蜂蜜総生産量の約半分をもたらすのがアカシア、正式名称ニセアカシアだ。明治初頭に移入されたこの樹が、「特定外来生物法」(在来種の多様性を維持するために、指定された動植物の移入・栽培・播種を禁じる法律)にリストアップされる前段階の「侵略的外来種」に指定され、伐採・枯殺が進んでいる。
微妙な問題だ。

趣味でミツバチを飼うことに問題はないようだ。
ハチも含んだセットで一桁万円?
飼うのも面白いと思い始めている。空中農業だ。
好事家に向けて下にリンクを張っておきます。

今日も永らくお付合い下さりありがとうございます。

<ゆっつら〜と館 T>




シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス





     ミツバチと環境



PHOTO
クスノキの枝の洞(うろ)に作られた巣。入り口に固まっ
ているミツバチ達。門番だろうか?
天敵の出現にミツバチがスクランブル発進。
上の大きな影はヒメスズメバチだろう。近くのマンションに住
む人の話では、部屋にも入ってくることがあるようだ。
親水歩道の石垣に来て水を飲む(?)ミツバチ達。
甘い水でもあるのか?人目を全く気にしない態度は立派。
この写真を見る限りでは西洋ミツバチだが・・・はてさて。
5月、我が家のユズリハの木に現れた日本ミツバチ。
ラグビーボール程の塊になっている。
西洋ミツバチに比べ体色が薄い。
分蜂(ぶんぽう)してきたのだろう、2時間位この状態だった。

posted by スタッフ at 03:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物・環境

2007年10月17日

1017長ゼミ
眠たいけどもう少しだ、がんばろう
posted by スタッフ at 16:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 館利用の記録

山野潤一という人物と、共鳴する人達により新たな価値を生み出し続ける上乃裏商店街。
館長以下、ゆっつら〜と館スタッフが視察に訪れたのは先月の25日。時が経つのは早い。
人も町もこの急流に晒されている。

鳴り物入りで開発された箱物さえが、何時の間にか陳腐の謗りを受ける。置き去りにされるのは人だ。

「新しく古くなる」という言葉を聞いた。
古いものを否定するのではなく、古いものの中に、真に必要なものを新たに見出そうという意味と理解している。
前ログでも少し触れたが、いわゆる「新素材」・「新〜」という冠で人を惹きつけ、生活の基盤である町さえも作り変えていく物柄は、タイムプルーフされているとは言い難い。
時の試練を経てはいず、親和性に疑問が残ると言い換えて良いかも知れない。

新しいものを理解せず、受け容れないと言うのではない。
科学と結婚したヒトは元には戻れないのだから。
この町に感じる新旧絶妙の調和は、それを示唆している
ように思う。
この町は母のお腹を蹴っている。


怠惰なログに永らくおつきあい下さりありがとうございます。


<ゆっつら〜と館 T>



シリーズ 
1. 2. 3. 4.





Collage



posted by スタッフ at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ投稿!

2007年10月15日

期 間 :10/15〜12/17 
     毎週月曜日13時〜15時(全10回)

受講料 :1,000円(10回分)

講 師 :鄭仁淑(佐賀大学文化教育学部生)

元気印インさんの人気講座が開講しました!
韓国語講座風景

ボランティア活動に役立てたい・・
韓国旅行を楽しむために受講しています・・などなど
目的はみな様々です。

途中からの受講もできます。

お問合せは、ゆっつら〜と館まで
電話 0952(40)8570
posted by スタッフ at 15:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

期 間 :10/15〜12/17 
     毎週月曜日10時〜12時(全10回)

受講料 :1,000円(10回分)
講 師 :曹宇軒(佐賀大学大学院経済学研究科生)

中国語講座風景

大人気講座【留学生による中国語講座3】がいよいよ開講しました。
久しぶりの再会に講師の曹君や受講生の皆さんの笑顔が飛び交いました。
初めて参加される方も楽しんでいらっしゃるようでした。

途中からの受講もできます。
ご希望される方はゆっつら〜と館まで問い合わせください。

ゆっつら〜と館
電話 0952(40)8570
posted by スタッフ at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語学講座

2007年10月14日

鯉の死骸に群がるスジエビ。 肉食性である。骨だけになるまで残さず丹念に食べる。そこが
川の掃除屋の一員たる由縁だ。
食べたものが透けて見える透明な体。忙しく動き回る、仲間の体の上であろうが何だろうがお構い無しである。



ほぼ一ヶ月振りにシリーズを再開する。
この間に松原川の水量は減り、水温も約5度ほど下がり今日あたりは、20度を下回っているかも知れない。

小学1年生の女の子を連れて川辺を歩いてると(当たり前のことだ、常人は水上を歩けはしない)神社北側の太鼓橋付近で、白い物を見つけた。鯉とおぼしき物の死骸だった。
顔を近づけて水中を覗き込むと、2・3cmのエビが群がっていた。スジエビだ。

松原川では、水深があり、なおかつ人がエサをやることにより鯉が集中する参堂正面の太鼓橋辺りを避け、ここ北側の太鼓橋より上流で、石組みがなされた所に多くいるとみていた。
それでも、昨年10月末頃はこれほど簡単には見つけられず、川底に堆積した落ち葉をアテズッポウに網で掬いようやく3匹採れた程度でしかなかった。
近所に住むという40年配のご婦人は「子どもたちが小さかった頃は、エビを捕って一日中遊んでいたのに、エビも魚も少なくなりましたね。」と川と生き物の変貌を残念がっておられた。

それなのに何故これほど沢山のスジエビがいるのか推理した。

昨年と比べ大きな台風も無く、高水温が持続している。
水量も少ない。浅場となったここはもう、鯉の急襲に遭う怖れがない。その上“オカシラ付き”のご馳走がデンとある。
ましてこれは累代の仇の骸である。
「恨み晴らさでおくものか。骨までしゃぶってやる。」と意気込んで馳せ参じた者も多かろう・・・。

連れの小学生と採りにかかる。鯉の肉をたらふく食べて岸辺の石に着いているそやつを、手のひらを揃えそ〜っと引き上げようという算段である。もう顔は水面に着きそうである。
通りすがりの誰かが「あっ、ゴメン」と、尻の辺りに少しでも触れようものなら、落水の憂き目をみるような体勢だ。

そのような失態はなんとしても避けねばならない。
しかし、他人のとは言え子どもの手前採らねばならない。

両手で作った囲みをじわりじわりと狭める。
もう少しで採れる、水面近くまでは持ってこれる。だがそやつは直前に、水と一緒に指の隙間をすり抜け、またあるやつはピンとハネて逃げる。素早くやってみるがなお駄目だ。

石の上だ、膝が痛くなってきた。3年いるか!どうしたものか!
しかし、これ以上の体位も大人としてとれぬ。
それが忘我の境地を拓くとも。

果たして、大人の思慮分別など無用な幼児が最初に捕った。
小さな手で捕った。・・・じっと手を見る。

大人には分別と引き換えに得たささやかな知恵がある。
携帯灰皿をやおら取り出し、洗い、それにエビを入れて幼時に持たせた。怪訝そうなのを大人の器量で無視し、「ゆっつら〜と館の水槽に入れておいで。そして、小さな網があるから持って来なさい。」と半ば言い含めたのだ。

その後は、それこそ掬うように捕れた。道具を使わせたら大人の勝ちである。勝ちに拘るのは大人の性質(たち)である。

そうやって得られたスジエビは、タナゴ・フナ・オイカワ等と一緒に、当館の又してもささやかな水槽で飼われている。
金魚用のエサを与えると、10本の脚を懸命に動かして水面まで上がってくる。
そのしぐさはとてもかわいいが、カラスガイの呼吸口をいじくりまわしたり、魚にまとわりついたりもする。
4本の触覚を持つかなりウザイ奴である。


<ゆっつら〜と館 T>




シリーズ

1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり  7.ドバト 
8.スジエビ 9.ミツバチ 10.コゲラ  11.メジロ 
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ 16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について
17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス