2008年04月27日

釣りも好きである。万巻と迄はいかないがそれなりの数の文献は読破した。それに伴い道具もルアーから餌釣りにいたる物まで諸々揃えた。「何処からでもかかって来い!」てなもんである。

釣果は道具の質・量にではなく、出漁数に比例するものだと言うことは大方承知であるが“釣り師の性”でもある。
スズキを狙うにガーラ迄想定するような性質である。

与論島では、キュウリ程にデカイルアーが失笑われた。
ウミガメからも無視された。
浜辺で地元の人に情けをかけられた。
「鳥の餌」と書かれた発砲スチロールの上でさばいたアオブダイを食べさせて貰った。

「夜軽トラックで走っていると、ヤシガニが道を横切っている」「小さな漁港にもマンタが入って来る」「今そこで20kg位のを見たよ」・・・。
勇躍乗り込んだ与論島。実際ヤシガニはいた。

それにしても・・・。 あれ以来釣れない。

昭和40年頃には中央本町に一軒、高木瀬の多布施川そばに一軒(?)釣堀があった。
中央本町のそれは屋内にあり、5×10m程の枠の中に魚が入れてあるようだったが、水がまるでインク色。とても釣りをする気分になれなかった。
その後ウナギ釣堀になった。水は着色されておらず数十匹のウナギが入れられていた。

高木瀬のそれは10×20m位の屋外施設で水深も1m以上あったと記憶している。確か「住友釣堀」だった。
綺麗な釣堀だったがすぐ傍の道路の向こうは多布施川だ、「何も釣れると判っているのに〜。」と強がっていた。
今思えば、当時はいろんな場所で釣りができた筈なのだが、これらの釣堀にはそこそこの客がいた。


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自然の森つり堀
釣堀の魚はスレているので合わせが難しいだろうが、かなり大きな鯉がいる。手竿でのやり取りは面白そうだ。
性別・年齢・体力・財力・今風の技術の有る無しに関わらず、誰もが楽しめるのがこのような釣りではないかと思う。
技術・薀蓄のやり取りも又面白いに違いない。
こういった場所が今こそ街中に必要ではなかろうか。


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営業案内
高いと思うか手頃と思うかは、楽しみ方次第だろう。
夏場はそうめん流しを始める予定と可愛いお嬢さんが教えてくれた。


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この方が教えてくれたわけではない。
ちょっとメタボ気味のミディアム(?)シュナウザー。
もう一方おいでだったが犬種は失念した。
お嬢さんには快く(?)受け容れられたが・・・。
ここでも怪しまれたか!


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手前は鳥栖市営のプール
夏場は子供連れで賑わうようだ。
右手の川上流は御手洗(おちょうず)の滝。
ここで数年前初めてカジカ(カエル)を捕まえた。キャンプ場もある。


tamagoya.JPG
近くのタマゴ屋
魚蓮坊窯もほど近くにある。構えず・気張らず、ふらっと立ち寄り、生産者・作家の話を聞いたりするのも楽しい。
共感できる人格、作風が醸すものがあれば求めれば良いのだ。
機会があれば好奇心に任せて取材し、くどくど紹介しよう。


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目印はこれ
県道31号 川久保鳥栖線の立石交差点。
佐賀市方面からだと左手。鳥栖市からだと余程の事がない限り右手にこの看板が建っている。
全く個人的な感覚が言わせるが、ここを曲がってすぐ眼に入る櫨の木は実にハゼノキらしい。ここから中原町辺りには櫨の木が今も多く残っている。三田川町には精鑞所があった。





*書き終えて一息ついていたら「どれどれ〜?」とチェックが入った。

「進行方向に背を向けていたら左右逆になるよ。これって、余程の事でもないよ〜。」
「それじゃ運転出来ないじゃないか!」
「ドライバーが御馬鹿さんで、通り過ぎたら気づかないでしょう。」


(尤もな意見ではある、しかしである、赤文字を挿入していたらどうなるか、ただでさえ冗長なブログだ。それに
御馬鹿なドライバーって一体誰だよ。)


ここまでやり取りをすると非常に疲れる、翻弄される。
タナゴ竿で鮒を掛けた気分になる。糸を切るしかなくなる!

鳥の声を聞きながら釣堀で糸を垂れるのが良いのかも知れない。
対象を想定出来る釣堀で。






<ゆっつら〜と館 T>





当釣堀の関連の情報
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2008年04月25日

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文化勲章受章者で日本芸術院会員の陶芸家青木龍山さん死去。
悲しみが広がった。
佐賀市呉服元町アーケード内の佐賀座ギャラリー前には記帳台が設置され、作家の死を悼み記帳する姿が見受けられた。
記帳は26日まで。
同ギャラリーには青木さんの作品も展示されている



佐賀座ギャラリー
佐賀市呉服元町1-7 TEL 0952-28-4477
開館時間 10:00〜18:00 休館日 月曜日
posted by スタッフ at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

今年度の街角大学には110名を超える応募を頂きました。
有り難うございます。
当館の広さを考慮して、抽選の結果70名の方々を受講生に決定しました。ご了承下さい。

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10時半の開始なのですが、10時前に受付が始まりました

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館長が挨拶。スペースも机も椅子もフルに使っています。
自ら学ぼうとする目でいっぱいです。

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今年度は「受講生自らが運営する街角大学」を目指しサポートスタッフの募集を行いました。
お手伝い下さる皆様です。宜しくお願いします。

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第1回目の講義は、当館館長・街角大学学長 長 安六(おさ やすろく)経済学部教授の「街角大学と佐賀んまち」。

空き店舗が目立つ中心商店街。老若男女が集える交流空間として活用するために、街角大学の新しいあり方を、様々な角度からのアプローチを交えて紹介しました。
posted by スタッフ at 13:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 街角大学

2008年04月23日

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10年程前に「スローフード」なる物をある雑誌で知った。
その時覚えたのが、フランスパンの中を適当にくり貫き、その中にトマトを詰め込み、棒などでグシャグシャと潰し、塩を振りかけて食うというものだった。単純極まりないこの作法と「スロ〜」がどうもうまく結びつかなかったが・・・。

その時その場所にある物を美味しく頂くために工夫を凝らす、ゆったりとした心の有り様がスローライフではないかと考えている。
であるからして、手早くできても「スロー」なのだ。
サンドウィッチ、鉄火巻きなどで言われるようなバックグラウンドは知らないが、結構気に入っている食べ方だ。

ビールの売り上げが低迷し、原材料や製法を工夫して酒税を低く抑え、発泡酒よりもさらに安い価格を実現しているいわゆる「第三のビール」が伸びているらしい。

木陰で読書としゃれこんだ。残念ながら麦茶である。



<ゆっつら〜と館 T>

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撮影用にお借りした T・Yさんの作品
作者いわく、「写真で見るとスゴイ」


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2008年04月21日

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新機参入?PENTAX K100D

最近不振だった。
1.どうも画像がはっきりしない。
2.度々画像が傾く。

新しい機材を導入した。PENTAX K100Dだ。
写真右の*istDSと外見は殆ど変わらないが2年後に発表されたこれには手振れ防止(カメラのブレ)機構が備わっている。
その効果はシャッター速度2〜3段分はありそうだ。
これでブレた写真は無くなる。はずだ。


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画像の傾きへの対策

デジタルプレビューがある。
これにより、撮影記録する前にカメラ背面のモニターでその写り方を確認することができる。

やり方は簡単で、シャッターを押す代わりにシャッターボタンの基部にあるレバーを操作するだけだ。

フィルムカメラ全盛の頃、「ポラパック」というのがあった。
プロはこのポラロイドパックをカメラの背面につけて撮影し、ポラロイド写真で光の回り方、影の出来方を確認してから、ようやくフィルムでの撮影始めるのだった。
ストロボを使用する撮影の際不可欠の作業・儀式でもあった。


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いきなり、窓際・老兵待遇・解雇・とはならない*istDS

手前の銀色のリングは、1975年まで作られていたねじ込み式のレンズを現代のカメラでも使用可能にするアダプターだ。

いくつかの制約はあるが、30数年前のレンズが使えるのは面白い。精密度はじめ数値に置き換えられる描写力はどう考えても現代のレンズに敵うはずはないのだが・・・。
デジタルカメラでこのような楽しみ方が出来るのは、おそらくペンタックスだけではないか?
プロは狙って機材を替える、アマチュアは衒って機材を替える。
曰く、「柔らかな描写だ。」・・・輪郭描写が甘いのでは?
「曖昧にこそ、物の存在の本質がある。」・・・へ〜っ!


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話せば長くなるシンクロターミナル増設

ひな祭りシリーズをやっていた時だ。施設内の照明が控えられていて充分なシャッター速度が得られず、一脚を付けて撮影を行った。
上手くいった。
手応えを感じながら取材を始めようとノートを取り出す手は、股間の中央まさしくそこに保持していたカメラから離れた!時を許さず・・・
一脚もろともカメラはゆっくり倒れ、激しく硬いフローアに打ち付けられた。AF不能。レンズが回らなくなった。

どうも一時に複数のことを関連付けて、シンクロして行えない。
今時は4〜5万円のパソコンですらマルチタスクと称して全く別の処理を実行しているのに。これでも若い頃、あっちの方は複数の難事を同時に処理していたのだが・・・?昔の話だ。
断りを入れて置くが、Hの方ではない!

このような経緯で*istDSはカメラサービス佐賀に。
受け取りの日、T尻ジュニアから修理内容の説明を受けた後、「T−90にシンクロターミナルを増設したのを雑誌で見た〜。」と話すと、彼はあっさり「これですか!」とそれが付けられたトップカバーを取り出した。わが意を得たりである。

上の写真「S」の横が増設なったシンクロターミナルだ。
T−90のパーツなのでキャップも正しくキャノン製をおごっている。

*istDSは内臓ストロボも装備しているが、GN(ガイドナンバー)は11しかない。大光量が必要な時は外付けストロボを用いなければならない。これまではカメラの天辺にあるホットシューにアダプターなるものをかませてそこからシンクロコードを引いていた。
これでスッキリ解決てなもんである。

それで写真がどう変わるもんではないが・・・。
アマチュアは何かにつけ奇を衒うのだ。
「学問に王道なし」・・・。「趣味に横道あり」か?


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換骨奪胎? 横道まっしぐら

カメラの上で大輪を広げているのは、鍋の底に広げて使う蒸し器ではなく、「東芝発光器P−3」である。
青い柱頭のようなものは「東芝閃光電球super3Bcolor classM」。
5個入り230円とパッケージにはある。

「閃光時間13ms」とあるから13/1000秒だ。これ位長く発光してくれると、どうなんだろう?いろんなシャッタースピードにシンクロしそうだが。恐くて、勿体無くて試す勇気が無い。
都市宝山で両方合わせて300円弱で漁ってきたのに。
己が狭量が情けない。
 
編集途中でコメントを頂いたが、仰るとおり。
シンクロターミナルといいこれといい、ニヤニヤが止まらない。

*カメラサービス佐賀のT尻ジュニアは、小型のストロボにこれと同様の反射板を強引にくっつけてニヤニヤしているようだ。

ブログも大いに横道に逸れた。今回は容赦願いたい。
なにしろ、ニヤニヤが止まらないのだ。



<ゆっつら〜と館 T>


シリーズ


1.ヤリタナゴ 2.ツチフキ 3.ニゴイ 4.トウヨシノボリ 
5.オオスズメバチ 6.ムクドリ+ことりのさえずり 7.ドバト
8.スジエビ  9.ミツバチ 10.コゲラ 11.メジロ
12.松原川の生き物たち号外-1  閉塞・停滞・混濁
13.大きな水槽が欲しい 14.松原川の生き物たち号外-2
15.アオサギ  16.松原川の生き物たち号外-3 撮影について17.シジュウカラ  18.ツグミ
19.松原川の生き物たち号外-4 撮影機材について
20.カチガラス
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2008年04月15日

単身赴任の方にお勧めかも?
アクセスが望外に多かったので矢張り、その2です。

「有田焼き絵付け体験」は講師が準備してくれた素焼生地に参加者が思い思いに絵付けをします。
絵付けの時間は昼食を含めて約4時間。その後有田の窯で焼成してめでたく作品完成!
お手元には20日前後で届くようです。

今回一番遠くからの方は福井県から・・・。
帰省した佐賀のお土産作りとしての参加だったそうです。

単身赴任の方、「パパは元気です、佐賀は焼き物で有名だよ。
パパが作った食器でみんなで食事を楽しんで・・・。」
「夫婦モノを作った。送る。俺は元気でつつがなくやっている。」などはいかがですか?日常使う焼き物が醸すコミュニケーション。
素敵な絵柄?ではないですか。

勿論家族での参加も大歓迎。
一点1000円です。何点作られても良いそうです。
 
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「今更〜。」は禁句かも知れない。これから「殊更〜。」の時代だ。
細君が、その器を掌に抱き、「あなた」と漏らす、そのたゆとう様を思い浮かべられよ。


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「空腹は何よりのスープである。」
このような時代が忘れ去られた今。会話こそがそれに代わるだろう。「ねえ母さん、親父って、意外にいけてるかもね。」
子はそう言ってくれるかも知れない。


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これはT・Yさんの作品だ。
クラブ・同好会などのグッズとして作るのも面白い。






<ゆっつら〜と館 T>




有田焼絵付け体験


*次回開催日未定
*参加費:1000円(1枚)
*完成品の送付を希望の方は、実費の負担をお願いしました。


指導・焼成
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有限会社 李荘窯業所

〒844-0007 佐賀県西松浦郡有田町白川1-4-20 
Tel 0955-42-2438 URL http://www.risogama.jp/





問い合わせ先

中央本町商業振興会
担当 山内 Tel 0952-22-6403 携帯電話 090-7296-6021
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2008年04月14日

3月17日に紹介した、有田焼き絵付け体験が21日(土)22(日)当館で行われました。
本日その焼き上がりが届きましたので作品を紹介します。


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佐賀市にお住まいのTさんの作品です。
麦の穂の絵柄に自作の句が添えられています。

Tさんは絵付け体験3度目だそうです。麦の葉先の鋭さを出すために「絵をさかさまにして、筆を手前に引くようにすることはテレビで学びました。絵筆がとても柔らかで文字を書くのが大変でした。」とおっしゃっていました。

作る楽しみ、使う愉しみ。豊かな時間を持たれたでしょう、
自分で作った湯のみで一息入れる。とても贅沢なひと時ですね。


<ゆっつら〜と館 T>
posted by スタッフ at 14:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ投稿!

2008年04月07日

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第2話は清甘堂の庭のロケが行われた旧福田家から始まる。
写真の撮影はひなまつり最終日の3月31日月曜日。平日にも関わらず“そこそこ”観光客を見かける。改めて祭りを興し、続け、支えて下さった方々に感謝する。


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清甘堂の座敷のロケが行われた旧福田家

最初の被害者となった清甘堂の当主・堀内隆右衛の遺書がこの座敷で開けられる。
遺書には、全てを長男に譲ると記されていた。


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旧福田家の庭

菓子職人として清甘堂を継ごうと思い続けてきた次男・真吾(西川弘志)は遺言に納得がいかない。
嫁にも去られ縁側で自棄酒をあおる


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鏡山の池としてロケが行われた神野公園の池

清甘堂の次男真吾の嫁・鞠子(秋本奈緒美)は中央の小径を人待ち顔で歩く。その数日後、幼なじみの公平、祖母のさゆりとここを訪れた菓乃子は水死体を発見する。ドラマの中では、カナヅチの被害者は溺死とされているが、実際の池は溺れ死ぬほどの深さはない。ブラックバスもいる。

この公園は江戸時代に造成された10代藩主鍋島直正の別邸。
神野(こうの)のお茶屋と呼ばれており遊園地、動物園、桜の名所として市民の憩いの場となっている。
園内には幕末から明治初期にかけて西郷隆盛とともに活躍した江藤新平の銅像もある。
広い邸内には、四季の植物を配した日本庭園があり、小動物園、遊園地なども設置されており、池の中央には、茶室を復元した「隔林亭」(かくりんてい)がある。
園内東の「トンボ池」には絶滅危惧種のヒシモドキが移植さていると記憶しているが・・・?


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上の写真の右手前

ドラマでは橋の向こう側にパトカーが止まっている。実際は道幅2m位。普段車は入れない。背後には築山がある。

高校生の頃、美術の授業はほとんどここでの写生に費やした。
近くにあるグリコの工場から甘い匂いが漂っていた。
あの匂いとクチナシの花の香りは今も苦手だ。


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清甘堂の店舗としてロケが行われた村岡総本舗小城本店

右手のレンガ造りの建物は村岡総本舗羊羹資料館。
ヒロイン菓乃子の実家「橘屋本店」は、佐賀市高木瀬町にある同社佐賀本店にCGで背景にビルが合成されている。


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羊羹資料館1F

建物は1941年(昭和16)に村岡総本舗が建てた砂糖蔵を改装したもので、国の有形文化財に登録。本店と併せて、「22世紀に残す佐賀県遺産」に指定されている。
1Fは製造行程のビデオ、雑誌の鑑賞・閲覧ができる休憩コーナーになっている。入館者には羊羹と抹茶の無料サービスもある。


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羊羹資料館2F

明治〜昭和にかけて使用していた製造道具や原料、珍しい外国の羊羹やラベル等が展示されている。

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ドラマでも登場する和三盆糖(わさんぼんとう

ほとんどこのようなアングルでドラマでも紹介されている。
ドラマでは、この味が事件の謎を解く鍵となる。



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羊羹のラベル

館内には15種類ほどのラベルが展示されていたが・・・。
バナ々羊羹、リンゴ羊羹。どんな味か食べてみたいものだ。リンゴは兎も角、バナナが容易に入手できる時代だったのだろうか。子どもの頃、昭和30年代中ごろまでバナナは遠足、運動会、どうかすると入院しなければ口にできない高価なものだった。


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清甘堂前の橋と神社

いろいろなロケが編集されて場所もつなげられているが、殊ここに限っては、店舗のすぐ前にこのように橋があり向こう側に神社がある。須賀神社だ。
1316年に下総(しもうさ、現在の千葉県北部、埼玉県の東辺、東京都の東辺)より下向した千葉胤貞(たねさだ)が祗園社を建立、後に須賀神社と改名された。
階段は160段ほどあったろうか?
登らなかった。もし登り切ると小城の町が一望できる。
ズボラを決め込めば神社背後まで車で行ける。
ここからは南方遥かに佐賀平野が見渡せる。

橋の下を流れる(橋の名前を思い出せず)祗園川はホタルの名所として知られる。
5月下旬から6月半ばが見ごろ。上流域では森林性のヒメボタルを観る事もできる。 祇園川のホタルは、川の環境悪化で絶滅が危惧された時期もあったが、昭和58年、ホタルの乱舞を「もう一度見たい」との気持ちで「小城源氏ボタル保存会」が設立され、環境浄化や人工飼育などの取り組みにより「蛍の里」が復活したという。
生き物の移入は、先に紹介したヒシモドキも含めて遺伝子レベルでの違いから“控えよう”との警鐘もあるが、それらが生育できる環境が整えられたことに先ず感謝したいものだ。


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神社の階段登り口
*また写真が傾いている。右傾か?対応策は打ってある

1989年12月26日に公開された渥美清の人気シリーズの42作目となる「男はつらいよ ぼくの伯父さん」。
この作品は佐賀県内各地でロケが行われている。
寅さんはここで参拝者相手に例の調子で杖を売っていた。

当地の小城高校に通うと設定された後藤久美子はF-1レーサーの妻に、吉岡秀隆はDrコトーに。
そして寅さんは逝った。



寄り道がなければ第3話は、唐津、伊万里です。





<ゆっつら〜と館 T>



シリーズ


和菓子連続殺人事件第1話 佐賀市編
和菓子連続殺人事件第2話 小城市編
和菓子連続殺人事件第3話 唐津・伊万里 
和菓子連続殺人事件第4話 道草



取材協力

旧福田家におけるボランティアの皆さん
村岡総本舗 佐賀本店・小城本店の皆さん


参考資料

佐賀新聞社刊 村岡安廣著 
肥前の菓子シュガーロード長崎街道を行く

株式会社村岡総本舗企画・発行
(株)佐賀広告センター編集・製作
 
肥前の菓子

zassi.JPG

肥前の菓子シュガーロード長崎街道を行く:A4判155Pは
佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売されている。
価格1,000円(税込)送料1冊210円(冊数により違ってきます。)

メールでの注文も可。住所氏名、電話番号、冊数を記入の上 info@so-honpo.comまで。


肥前の菓子:A4判63Pは羊羹資料館で入手可
問い合わせは TEL 0120-35-8057









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